地方の事業所でも正当に評価される環境が魅力。地域包括ケアにより、コミュニティの輪を広げています。

地方の事業所でも正当に評価される環境が魅力。地域包括ケアにより、コミュニティの輪を広げています。

玉川 智成
Tomonari Tamagawa

2015年 入社
事業本部 西日本事業部
ココファン鶴橋 事業所長代行

特養からの転職。時間的ゆとりが生まれ、理想的な働き方ができています。

特養からの転職。
時間的ゆとりが生まれ、理想的な働き方ができています。

以前は特養で働いていたのですが、残業時間が非常に長く過酷な環境でした。もともと、サ責、相談員、ケアマネ、管理者になるというキャリアプランを持っており、教育のイメージがある学研が運営する介護事業に興味を持ったのが入社のきっかけです。学研ココファンは中途採用でも現場スタッフだけではなく様々なキャリアプランを描ける柔軟性があり、そこに大きな魅力を感じました。実際に働き始めて、思い描いていたキャリアを積み上げることができています。
当社が運営するサ高住では訪問介護でケアを提供するのですが、地域でそれぞれのご自宅を巡るのではなく1つの建物に集っている分、時間的な余裕が生まれ、一人ひとりときちんと向き合えることが特徴です。
前職ではとにかく忙しくて走り回っているような状態だったのですが、今のようにお客様を深く理解し対話できる環境は、精神的にも肉体的にもありがたいなと思います。

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建物の中に閉じず、地域全体で助け合う関係をつくる

建物の中に閉じず、地域全体で助け合う関係をつくる

鶴橋事業所では、韓国やベトナムや中国の留学生も一緒に働いており、国際色ゆたかな職場です。言語の問題もあり連携は簡単ではありませんが、その分コミュニケーションが活発で、チームワークは最高ですよ。日本の介護業界の未来は、海外人材に頼らざるを得ない状況になるといわれています。そのため、何か課題があっても、良いモデルケースになるために当事業所が先行して協働しようとポジティブに捉え、違いを受け入れながらマネジメントスキルを磨こうとチームを鼓舞しています。現在、特に注力しているのは地域との連携です。以前の鶴橋事業所は人員が少なく、ケアプランで「余暇活動の時間を増やす」と目標設定しても、なかなか実現できないというジレンマを感じていました。その悔しさが原動力となり、事業所内だけに閉じず、地域の方々に力を貸していただこうと考えたんです。私が地域の老人会や憩いの家に手伝いに行ったり、小学校の旗振り役を務めたりする代わりに、レクリエーションスタッフとして緑化会や婦人会の方々に事業所に来ていただいています。相互扶助のコミュニティが生まれ、今では他の社員も一緒に取り組んでいるのでネットワークもかなり広がっています。当社が地域包括ケアに力を入れていることもあり、当時の事業所長も応援してくれたので、自分の意思を貫けました。そういった点でも、やはり学研は社員を信頼して任せてくれる懐の深い会社だと実感しましたね。

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デスカンファレンスで職員の心の傷も癒す

デスカンファレンスで職員の心の傷も癒す

この仕事をしていると、切っても切り離せないのが入居様のご逝去です。最近では、病院よりも自宅で自分らしく逝きたいという考え方が広まり、施設で最期を迎える選択をする人が増えています。しかし実際、看取りは難しいです。入居者様本人だけでなく、ご家族様のケアも重要で、試行錯誤の繰り返しですね。幸い、事業所に来ていただいているドクターに素晴らしい先生がおり、相談したりアドバイスをいただきながら、良い時間を過ごせるよう努めています。人の弱さや不安に触れる看取りの経験は成長につながる一方で、職員の心に傷を残さないようケアすることも忘れてはなりません。お看取りしご逝去された後は「デスカンファレンス」を実践し、ドクターを招いて終末期ケアの振り返りを行っています。

入居者様の死後、「もっと何かできたことがあったのではないか」と悩む職員の思いを傾聴し、「充分よくがんばった」と認め、悲しみや後悔を溜め込むのではなく人前で涙する場をつくることで、職員の心の傷を癒すとともに、終末期ケアの質の向上も期待できます。毎回、みんなで思いを吐露し合って、チームワークも深まっていると感じるので、このような取り組みにドクターも協力いただけることは恵まれていると思っています。当社は介護を極めるには最適な環境で、やる気とアイデア次第で、より良いサービスをお客様に提供できる企業です。そのため、言われたことを実直にこなすだけでは勿体ない。「もっとよくするために何ができるか?」を常に考えられる方と一緒に、会社全体を盛り上げていきたいですね。

学研ココファンのここが魅力

社員の行動をきちんと評価してくれる環境が素敵だと思います。地方の事業所で働いていても、先輩や事業所長が職員の頑張りを本社に伝えてくれるんです。私は中途採用で入社しましたが、それにより多くのチャンスに恵まれ管理職まで任せていただけています。また、本社で開催されるケア品質向上大会では、各ブロックの取り組み内容を発表しています。この機会によって私も大勢の人の前でも緊張せず堂々と話せるようになりましたし、称え合うことで次からのモチベーションにもつながっています。そして、面白い取り組みは他の事業所にも波及させていこうとする姿勢が、お客様の満足度につながっているのだと思います。

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