子どもを真っ直ぐ愛せる人財を育てられる学校を創立

事業所の適正な運営から、お客様への最適なサービスが生まれる

呂 卉
Yu Nakagawa

2014年 入社
アカデミー事業部 保育養成課

社内の新規事業コンテストから人財養成事業

社内の新規事業コンテストから人財養成事業

学研グループには、社員の挑戦を強力にバックアップする仕組みがあります。私が立ち上げた「学研アカデミー」も新規事業コンテストから誕生したもので、社内公募によって事業化が認められた企画については、立案者自らが参画し事業をスタートさせることができます。人材不足の介護・保育業界において、学研の強みである「教育」のノウハウを用いて人材養成事業を立ち上げることで社会に貢献できるのではないかというアイデアからスタートした「学研アカデミー保育士養成コース」は、保育士に必要な専門知識や実践的な学びに特化しているため、卒業と同時に国家資格を取得することができます。日本では出産・子育て後の社会復帰が困難な現状もありますが、資格や免許が有利に働きます。こういった視点から人材不足を嘆く社会と仕事への復帰を目指す女性の双方のニーズを満たせるのが保育士資格だと考えました。実際、生徒も30代から50代が中心で、子育て後の第二の人生として保育業界を目指す女性が多く、卒業後の進路として、学研グループが運営する保育園に就職することができます。

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強い想いと意見を言い合える仲間がいたからこそ成し得た新規事業創出

強い想いと意見を言い合える仲間がいたからこそ成し得た新規事業創出

事業化が決まった時点でプロジェクトチームを立ち上げました。それぞれ役割分担し、学生の募集方法や養成校の場所、規模感などについて話し合いました。最も大変だったのは役所への申請で、締め切り直前まで資料作成に追われたことです。ゼロからの立ち上げだったので「もう無理かもしれない」と、心が折れそうになったこともありましたが、諦めなかった原動力は、子どもを真っ直ぐ愛せる保育者を育てたいという想いです。それを目指す学校で、教室に座って授業を受けるだけではなかなか仕事のやりがいや責任感を感じることは難しい。だからこそ座学よりも現場での実習を優先して子どもとともに過ごす体験の中で学んでもらいたいと考え、学研ココファン・ナーサリーの近くで開講することにこだわりました。1年後、認可が下りたときはものすごい達成感でした。知らせを聞いた際は涙が出るぐらい嬉しかったです。どんなときもメンバーみんなで意見を交わしあえたからこそ、クオリティの高い養成事業をスタートすることができたと思っています。

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多くの優秀な保育者を輩出するため、知名度向上に取り組みたい

多くの優秀な保育者を輩出するため、知名度向上に取り組みたい

開校後は、引き続き事務局の仕事をしながら講師として中国語の会話を教えています。現場の声を聞くと、昨今は中国人の子どもが入園するケースが多くなってきているそうです。入園した子どもは半年後ぐらいには日本語を話せるようになりますが、保護者に日本語が通じずうまくコミュニケーションを図れないと悩む保育士もいますので、中国語の授業を設置しました。授業の中だけで、中国語を完全に習得するのは難しいですが、まずは中国語を好きになってもらうところが第一の目的で、もっと知りたいと思わせる内容構成を心がけています。

実際、好きになることで自主的に学びたいという気持ちが湧いてくるようで、授業後に生徒から「中国語の勉強に最適なドラマやアニメがあったら教えてください」「子どもにこういうことを伝えたいのですが、中国語でどう訳せばいいですか?」などと話しかけてもらえるのでやりがいを感じる毎日です。今後は、優秀な保育士をさらに多く輩出できるよう、学研アカデミーの知名度向上を目指してがんばりたいと思います。

学研ココファンのここが魅力

夢を持っていれば誰でもそれを叶えられる会社だと思います。どんな社員にも多くのチャンスがあり、想いを実現する道を開いてくれる懐の深さが魅力です。私自身、入社2年目で新規事業メンバーとして養成事業の立ち上げに携わることができるなんて思いもしませんでした。他社に入社していたら、このように養成事業を起業することはできなかったと思います。若手にもチャンスを与えるベンチャー気質がありつつ、学研グループには長い歴史と社会的な信頼があります。生徒さんが入学を決心する時、講師の方が集まってくださる時、物件契約の時など(笑)、さまざまなシーンでそれを感じます。今ある私たちの事業、日々の仕事が信頼を作っていくのだと思うと、誇りも責任も感じます。
今は私も子育て中で、時短勤務で働いています。子どもが体調を崩したときなども、同僚たちが優しくフォローしてくださるので本当に助かっています。柔軟に休みを取れるので、子どもの保育園行事にも参加できるところがうれしいですね。

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