学研から、「入院しない・させない看護」を社会の常識に

学研から、「入院しない・させない看護」を社会の常識に

渡邉 由紀
Yu Nakagawa

2008年 入社
東日本事業部 事業部長

自宅近くで働く厨房スタッフから事業本部副部長へ

自宅近くで働く厨房スタッフから事業本部副部長へ

私が学研ココファンで働き始めたのは12年前。家の近くに、当時4ヶ所目となるココファンの事業所が建てられた時です。私は子育てがひと段落し、しっかり働けるヘルパー2級資格の勉強をしていたところだったので、すぐ求人に応募しました。私の資格取得が事業所オープンに間に合わなかったので、「とりあえずはケアスタッフでなく厨房スタッフとしてなら」ということで入職。ゆくゆくはケアスタッフとして働くため、オープニングの介護研修は他の方と一緒に受けさせていただきました。資格取得後も、入居が進むまでは厨房スタッフとケアスタッフを兼務したり、今思えばすごくイレギュラーなケースです(笑)。3年後、介護福祉士の資格を取得したのですが、その頃は事業所が一気に展開された時期で当時の上長たちが新しい事業所へ異動になったりして、年次的に私がそこの事業所長に抜擢されました。その後、更に事業所が増えてきたところでエリア制導入のトライアルとして本社へ異動。そこから1年後、ブロック制が本格導入されたタイミングでそれを機に事業本部副部長となり、現在に至ります。

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「ないなら作ればいいじゃないか」ココファン初のガイドライン制作

「ないなら作ればいいじゃないか」ココファン初のガイドライン制作

事業所の特色はエリアごとに異なります。例えば、他社の事業所を承継した場合は、建物も運営スタイルも全く違うところに当社の経営方針を浸透させる必要があります。社長との会話の中で「マニュアルがないから大変そうですよ」と言ったら、「ないなら作ればいいじゃないか」という話になり、プロジェクトメンバーとして当社初の運営ガイドライン作成をスタートさせました。さまざまな意見を取り入れるうちに完成まで1年ほどかかりましたが、出来上がったガイドラインを見た社長から「これには1,000万円の価値がある!」と言っていただけたときは、本当にうれしかったですね。運営ガイドラインがあることで、事業所のサービスレベルを均一に保て、ブランドイメージを守ることにもつながります。心が折れそうなときもありましたが、その運営ガイドラインは定期的にバージョンアップされ、事業所運営の基礎をまとめられたことは自分にとって大きな自信になっています。

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社員のスキルや試験の点数よりもマインドを尊重するところは、会社が成長しても変わらない

社員のスキルや試験の点数よりもマインドを尊重するところは、会社が成長しても変わらない

私の業務領域は、研修から事業所応援など多岐に渡ります。本社と現場のクッション役も重要なミッションです。会社の方針としては「全国各地にココファンのサービスを提供できるように」という方針がありますが、現場からすると、次々に事業所を展開する経営方針に疑問を感じることもあります。双方の思いをつなぐため、「困ったときは部長も副部長もみんな行くから!」と説得するのが常套句になっていますし、本当に行きます。こんなとき、介護福祉士の資格を持っていて良かったなと思いますね(笑)。実際、熊本地震のときも本社から資格保有者みんなで応援に行きました。
スタッフの数が増える分、現場に方針を浸透させることは難しくなっています。しかし、経営の考え方は時代を読んで進化していくので、現場スタッフが既存の方法にこだわっていると、社会や市場の変化に取り残されてしまいます。

ここの距離感を埋めるのが私たちの腕の見せ所ですね。会社の規模が大きくなっても変わらないところは、社員のスキルや試験の点数よりもマインドを尊重するところ。事業所長を決めるときは、社長が「この人に自分の両親を任せられるか」という視点で登用しています。介護スキルがある人は大勢いますが、「ココファンマインド」が浸透している人にチャンスを与えている気がします。私も入社するまでは主婦だったのが、学研ココファンで働き始めてから視野がどんどん広がっていきました。大変なこともありますが、これからも社員たちが「入社してよかったな」と思える何かを見つけてもらえるような会社にしていきたいと思います。

学研ココファンのここが魅力

当社は介護の会社ではなく「まちづくり企業」。介護以外に挑戦したいことがあれば、きっと学研ココファンでなら実現できます。まだまだ発展途上だと思っているので、さらに進化させていける人と一緒に働きたいですね。その上で、当社の主役は間違いなくケアスタッフだと思います。
私の仕事はみんながスムーズに働ける環境を整えること。私のように、介護未経験で入社しても活躍できる環境があるのが当社ならではの魅力だと思うので、ここは未来に引き継いでいきたいですね。

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